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ほめる技術 を読み終えた
“コーチングのプロが教える「ほめる」技術” を読み終えた。コーチングの技術である「アクノレッジメント」の手法を解説した入門書。ビジネスマン向けに、上司・部下・子供など様々なシーンの応用例が出ている。
「アクノレッジメント」とは、存在を承認すること。コーチングでは、相手を観察し、認め、ときにほめて、動かす手法のこと。
hontoで電子書籍が異様に安かったので買ってしまった。が、184ページと薄く簡単に読める割に、コーチングの超入門書として読みやすくわかりやすい本となっていた。
ほめることは難しい。これは、ほめられても、その言葉を否定している自分が一番よくわかっている。人をほめるのは表面的な言葉ではダメで、もっと観察して細かい部分や工夫している箇所をほめて欲しい……と思っていた。
しかし、人によっては何でもいいからとにかくほめることが重要であったり、むしろ本人はほめないで状況をほめた方がよかったり、ほめる回数が重要だったり、人によってほめられてうれしいポイントが違うことがわかった。
そのポイントは、タイプによって分けられている。人を支配したがるコントローラー、アイデアを出していくプロモーター、全体を支持していくサポーター、分析してから行動するアナライザーの4つに分けられるらしい。
本書には、簡易的に分析するためのチェックシートも付属している。私はアナライザータイプだった。
本書を読んでいても、あの人がもう少しこうしてくれたらな、という経験が頭をよぎり、なかなか読み進められなかった。だが、
「アクノレッジメントは、いってみれば生き方ですから。二種類のひとしかいないんですよ。すきあらば人のアクノレッジメントをしようと思って生きる人と、いつ自分はアクノレッジメントされるんだろうとずっと待っている人と」
と書かれており、やっぱりこっちから行動を起こした方が関係は気づきやすいようだった。これからは、やっかいな人にもアクノレッジメントしてみようかな。
余談だが、Test.jp(http://test.jp/)というタイプ分けサイトが本書で紹介されているのだが、アドレスがtest.jpだったのでよくこんなドメイン確保できたな…と感心している。