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チュートリアルやった

Mithril.jsとReact.jsのチュートリアルやった。MithrilはシンプルなクライアントJavaScriptMVCフレームワーク。Reactは、ViewというかUIを作るためのライブラリ。どちらもVirtualDOMを採用している。

どちらも日本語訳のチュートリアル(Mithrilは有志によるもの)がある。

チュートリアルをやって、なんとなくMithrilのシンプルさや、Reactのスケーラビリティを感じることができた。

で、読み進めているときに一番感じたのは、チュートリアルにも出来不出来があることだった。

たとえば、チュートリアルのコードとそれ以外の説明用コードが(突然)混じるとわかりづらい。Reactのチュートリアルは、コードの先頭にファイル名が書いてあり、ファイル名に-rawをつけることで、このコードはReactやJSXを使わない書き方なのだと、わかりやすくしてある。しかし、ファイル名を見出しごとにtutorial1、tutorial2…と書いてあるので、ファイルを分割する必要があると勘違いする可能性がある。

チュートリアルを作ることは難しい。なぜなら、Reactのチュートリアルを作る人はReactを”知らない状態を知らない”からだ。わからない人が何につまづくのかが、わからない。自転車に乗れる人は乗れない人の感覚がわからない。自転車ならマンツーマンで教えられるが、チュートリアルは見えない人との戦いだ。

興味を持ってもらうために、簡単にするのか。使えるようにするために、深くまで教えるのか。すべて解説するのか、追加の課題を最後に書くのか。書き直さずに進めるのか、リファクタリングしながら書くのか。

私自身がどうこう言える話題ではないのだけど、わかりやすいチュートリアル作成はプログラミングとは別スキルなのでやっかいだな、と思った。