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Twitterから非公開TumblrにLikesをバックアップした経緯など

TwitterにはLikes(いいね)という、ツイートに対する好意的な気持ちを示すための機能がある。この機能、Favorite(お気に入り)の頃から使っていたのだが、使い方は現在の公式ヘルプの説明とは違っていた。

TwitterのFavoriteの使い方は十人十色だった。ある人は好意的な気持ちを示すために使い、またある人はあとで読む資料を集めるために使い、そして私のように厳選したツイートを収集するために使う人もいた。

あるときから、Favoritesはお気に入り登録した順番の表示ではなくなり、時系列表示になった。リソースの問題だと思う。ユーザー数が爆発的に増え、個々人のお気に入り順を登録するのが大変になったのだ。

お気に入りが時系列順になったため、過去の物も閲覧しやすくするためにFavをつけるのをためらうようになった。そして、あまりFavをしなくなった。


このままではいけないと思い、いろいろ考えて実行した。サブアカウントを作ってFavをしようとしたこともあったが、増えていくお気に入りからお気に入りを厳選する心理は変わらなかった。ツイートを保存しようにも、IFTTT連携はイマイチだし手動で保存すると”ユーザー名”、”URL”、”投稿時間”、”画像”がばらばらに保存されてしまうため、一覧性に欠き、元のツイートを見られなかった。

この問題を回避するには、一度お気に入りを「ユーザー名が変更されても元のツイートにたどれる」「ツイートが消えても個人的に見返せる」「お気に入りした順で見ることができる」という条件でバックアップし、さらに手動で逐一バックアップできる体制が必要だった。

それらを実現するため、PHPでTwitterの投稿をTumblrに投稿できるツールを作った。Tumblrはメインブログにパスワードがつけられないため、著作権問題に引っかかる(自動公衆送信が成立する)。そのため、サブブログを作成してそちらにReblogすることにした。ツールに関しては省略するが、ライブラリはTwitterOAuthとtumblr/tumblrphpを使った。コードはすごく雑で、自動テストも書いていない。動くところまで6時間、デザインに6時間、細かいブラッシュアップに6時間程度使った。


こうして、自分のお気に入りから、Tumblrのサブブログへのバックアップが終了した。これで、安心して好意を示すため、またあとで読み返すツイートにハートをつけることができ、さらにバックアップをとることもできるようになった。