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「メンタルが強い人がやめた13の習慣」を読み終えた

13 Things Mentally Strong People Don’t Do - Amy Morin, LCSW、100万人以上に読まれた人気記事の書籍版。多くの人がついやってしまう心の癖をやめることで人生を上向きにするため、メンタルヘルスやポジティブシンキングとは違う技術を身につけるための本。

以下、Amazonから「13の習慣」を引用。

01「自分を哀れむ習慣」をやめる
02「自分の力を手放す習慣」をやめる
03「現状維持の習慣」をやめる
04「どうにもならないことで悩む習慣」をやめる
05「みんなにいい顔をする習慣」をやめる
06「リスクを撮らない習慣」をやめる
07「過去を引きずる習慣」をやめる
08「同じ過ちを繰り返す習慣」をやめる
09「人の成功に嫉妬する習慣」をやめる
10「一度の失敗でくじける習慣」をやめる
11「孤独を恐れる習慣」をやめる
12「自分は特別だと思う習慣」をやめる
13「すぐに結果を求める習慣」をやめる

論理的・合理的に考えることで、習慣を根ざさないために対策をとっていく。

読み終えたときの印象はかなり悪かった。というのも、2週間くらい別のことをやっていたので、0章に書いてある次のことを忘れていたからだ。

13のやめるべき習慣は、読者の皆さんに「〜してますか?」「してませんか?」と尋ねるチェックリストのつもりで書いたのではない。誰もが時折はまり込んでしまうありふれた思考習慣について、詳しく書いたつもりだ。

この本に書いてあることは、論理的であり、合理的であり、正論だ。なので、上記のことを忘れていると、正しさの押しつけに聞こえてしまう。ユーモアがないため、よけいに「口うるさいが自分では守らない親」の言っていることに聞こえてしまう。

著者ですら、この習慣にはまっていた。だからこそ、ここから抜け出すために強い気持ちでこれらの習慣をやめた。全部をいっぺんにやめることは不可能だが、少しずつ”しない”ことを選ぶことはできる。そうして、自身の感情に振り回されない、合理的な判断ができるようになっていく。

ただ、読んでいる途中で、メンタルが強くなることは「痛みに対して鈍くなること」とはにもつながるのでは、とも感じた。強くなれば自分への痛みを感じにくくなるためいろいろなことができる反面、他人の痛みを察する力が弱くなる。それはいやだな、と思った。