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「今日からはじめる情報設計」を読んだ

「インフォメーション・アーキテクトの第一人者による、「しっちゃかめっちゃか」への処方箋」らしく、Webサイトを作るにあたり必要になると思ったので購入した。

思っていたような本ではなかった。もっと汎用的な、問題を整理して解決するための本だった。

問題を解決するための情報設計の方法。すなわち、状況を知り、真意を表明し、情報を整理し、用語を統一し方向を決め、達成項目を決め、達成度をはかり、情報を分類し、他者とのすべてを調整する、そのための指針があり、やり方も書いてある。

難があるとすれば、本書はどこから読んでもいいように作ってあるため、フローが見えてこなかった。一つ一つのページに書いてあることはまともで、役に立つと思うのだが、書いてあることを実践する際にどのようにすればいいのか、自信を持ってやることはできないだろう。

具体的なフロー（進め方）はIAシンキングなどを読めば補完できるはず。読み終えたあと、たまにぱらぱらめくることで何か発見がある、そういう類いの本だと感じた。

公式：今日からはじめる情報設計　センスメイキングするための7ステップ | 株式会社ビー・エヌ・エヌ新社

余談だが、個人的に読みづらいと思った訳があった。

文章に接続詞がないため、著者の言いたいことがはっきりしないところがあり、行間を読みながら読み進めないと理解できなかった。また、1つのトピックが1ページに収まるように構成されているためか、やたらと代名詞が多く出てきている。そのため、どのことを指しているのかわからなくなることが多かった。