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「新しい文章力の教室」読み終えた

ある日Webサイトに載せる文章をもらったのだが、句読点が一切なかった。こちらで推敲しようにも推敲する技術がない。ならば習得するしかない。そういった経緯で、新しい文章力の教室を買ったのだった。

本書では書ける人が自然とやっているテクニックが77項目にわたって書いてある。個人的に自信がなかった”文頭一語目の読点”や、”といった”・”など”という濁し言葉をどう扱うのかがわかった。

おそらく文章を日常的に書いている人であれば、半分くらいの項目は自然と実行しているだろう。しかし全てを実行できている人は少ない。私も係り受けに関連する項目は全くわかっていなかったし、感想文における感想の引き出し方も知らなかった。この本を読んだことで他人の文章と差がつく、あるいは他人と同じくらいの文章が書けるようになる。1

本書は文章を”事実”、”ロジック”、”言葉づかい”の3つのレイヤーにわけて考えている。しかしテクニックの半分以上は言葉づかいを磨くものなので、ロジックを考えたい人には「数学文章読本」や「考える技術・書く技術」を推しておく。

なおWebサイトの文章はうまく直った……といいたいところだが、本書が届いたときにはすでにレイアウトが決まっており、ほとんど直せない状態だった。次からちゃんと直す。

公式: 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(できるビジネス) - インプレスブックス


  1. (かもしれない。)